シリア:PKKおよびシリア政府を単一の敵とみなすアル=ジャズィーラ特派員がトルコによる侵略行為を歓迎

2022年05月28日付 その他 - Snack Syrian.com 紙

■「アル=ジャズィーラ」のシリア特派員がトルコによる侵略を明確なかたちで呼びかけ…「PKKおよびシリア政府との戦いは別個のものではない」

【スナック・シリアン・ドットコム】

カタールの放送局「アル=ジャズィーラ」のシリア特派員であるミーラード・ファドル氏は、トルコがシリア領土に対して侵略行為を行うことを直接的なかたちで求めた。こうした侵略が実際に行われた場合、シリア人の命がますます奪われるだけでなく、シリアの領土をトルコの支援を受ける諸派閥の支配下にある地域へとより広範なシリア領土を併合することへとつながる。さらにそれはシリア人に対する数々の違反行為であるだけでなく、彼らに対する明確なトルコ化政策の一環である。

アル=ジャズィーラのシリア特派員であるミーラード・ファドル氏は、クルディスタン労働者党(PKK)の支配下にある地域が、同氏が「主要な敵」とみなしているシリア政府の影響下に置かれていると考えている。同氏はさらにTwitterへの投稿のなかで、「両者(PKKとシリア政府)との戦いは別個のものではなく、単一の戦いと呼ばれるべきものである」と付言した。

シリアに対して新たな侵略を行うというトルコの脅迫と時を一にして出されたファドル氏の声明は、シリア人たちが自国での戦争を終わらせ、殺戮、破壊、避難に歯止めをかけるための希望の光を模索しているなかでの、攻撃への明確かつ直接的な呼びかけとみなされるものである。


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翻訳者:木戸 皓平
記事ID:53537