シリア:ターリク・クルディー氏 「アサド政権こそが制憲委員会の作業を妨害してきた一つの当事者」(2)

2022年06月04日付 その他 - Rudaw.net 紙

■制憲委員会の小委員会メンバー「シリア憲法を起草するための次なるラウンドにおいては、相違や対立の所在を知るため各条文の再検討がなされるだろう」…「アサド政権こそが制憲委員会の作業を妨害してきた一つの当事者」

【ルダウ・ネット】

クルディー氏によると、アサド政権が推進した原則とは「憲法の優越性や国際的条約の居場所に関する方針を欠いた、単なる技術的、単なる立憲的な原則」であった。しかし同氏によると、「そこに合意へと到達するための指南が存在しなかったことは明白だった」のだという。

さらに同氏は「我々は制憲委員会の各ラウンドが終了するたびに、その結果を評価し、その後適切な決定を下すために(最高)交渉委員会のもとに戻る。同様に我々は、こうした決定事項や今後の作業工程にかかわる提案を行うために、ペダーソン国連特別代表のオフィスと常に連絡を取っている。なぜなら我々は、憲法委員会がこそが、シリアにおける苦しみに終止符を打ち、それを独裁の時代から民主主義体制へと救い出すための政治的解決に向けた鍵であると考える国家的責務をスタート地点としているからである」。

さらにクルディー氏は次のように述べた。「我々は兄弟各国や友好的各国との恒常的な連絡を継続しており、彼らは常に我々に対して支援や、精神的あるいは政治的なあらゆる形態のサポートを提供してくれている。しかし我々は、国際社会がアサド政権に対してより断固たる立場を取ることを望んでいる。さらに国際社会が、安保理決議第2254号の実施をアサド政権に課すことにより、その全ての条項を実施するための真摯な措置を講じることを望んでいる」。

(後略)

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翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:53542