アルメニアの首都で再び暴動

2022年06月05日付 Hurriyet 紙

アルメニア首都エレバンで発生した反政府デモに警察が介入。この事件で、警官34人を含む少なくとも50人が病院に運ばれた。

露インテルファクス通信社によれば、アルメニアのニコル・パシニャン首相の邸宅に向かいながら投石しはじめた群衆に対し、警察隊がスタングレネード弾で介入した。アルメニア保健省は、負傷者のうち1人が重体と発表しているが、それ以上の情報は明らかにされていない。デモ隊はパシニャン首相邸に向かうまで、2時間にわたって政府系の建物のあらゆる出入り口を封鎖し首相との話し合いを要求した。

今回のデモは、2020年のアゼルバイジャンとの戦争でアルメニアが敗北したことへ抗議の一環。アルメニアでは、折に触れてアゼルバイジャンとの関係正常化を望むニコル・パシニャン首相への抗議活動が行われている。戦争敗北以来、直近の抗議活動が最も広範囲に及ぶものであることが明らかになるなか、警察は昨日、11人が逮捕されたと報告した。以前のデモでは、一部の政府系の建物ならびに地下鉄駅がデモ隊により占拠され、一時閉鎖されていた。


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翻訳者:原田星来
記事ID:53546