チャヴシュオール外相、露ラブロフ外相と会談「ウクライナ穀物輸送に前向き」

2022年06月08日付 Cumhuriyet 紙
チャヴシュオール外相とラブロフ露外相が行った会談の後、両人は会見を行った。黒海で穀物輸送を展開する計画に関して話したチャヴシュオール外相は、「トルコとしてはこの計画を実行できると見ている」と述べた。

メヴリュト・チャヴシュオール外相は、トルコを訪れたセルゲイ・ラブロフ露外相と大統領官邸で会談を行った。

会談の後共同記者会見を開いたラブロフ露外相とチャヴシュオール外相は、「戦争は交渉を通じて終結させなくてはならない。我々は交渉に戻るための基盤整備をしていると認識している」と述べた。

■黒海における穀物輸送

黒海で穀物輸送を展開する計画に関して話したチャヴシュオール外相は、「我々は国連、ロシア、ウクライナ、トルコの間で形成されうるメカニズムについて言及する。トルコとしては、この計画を実行できると見ている」と述べた。

同外相は、「世界がウクライナからもロシアからも輸出する製品があれば、我々は協力してこの前途を開く必要があると信じている。船舶が安全な航海できるよう対策を話し合わなければならない」と述べた。

チャヴシュオール外相の主要な発言は以下の通りである。

「我々は首脳会談を開催したいと思っている。テロ組織は地域から排除されなくてはならない。」

■「我々は彼らの感情に配慮する」

ラブロフ露外相は、「我々は、外国勢力によって(シリアの)国境近辺で醸成される脅威に関するトルコの微細な感情に配慮している。国際社会はシリアの状況を悪化させている。米国は、シリアで不法にいくつかの組織を支援している」と述べた。

ラブロフ露外相の発言は以下の通りである。

「次の会議は7月にヌルスルタンで開催される予定だ。

我々はエネルギーの分野におけるプロジェクトを重要視する発言をする一方で、一般市民に害を与えないように努力している。

軍事行動の目標を世論は非常によくわかっており、我々はこの目標を達成する予定だ。

ウクライナの穀物製品の市場占有率はたった1%である。

食料危機を引き起こすような状況はない。ウクライナ人は穀物と人々を人質にとっている。

ウクライナ側が機雷除去活動の準備ができているならば、我々も準備できている。

我々はこれをトルコの交渉相手と協力して行う準備ができている。我々はウクライナ製品のために責務を果たす。ゼレンスキー大統領は機雷除去に反対しており、問題は我々にあるのではない。」


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:田原紗樹
記事ID:53560