ギリシャ・メディア「煽っているのはエルドアン」

2022年06月14日付 Milliyet 紙

アテナの夏の時期にアンカラでは起こりえる二つの動きが見込まれていると書いたカスリメリニ紙は、ロドス島とギリトの間を示唆した。トルコとギリシャでの可能性があり得る戦争もまた、分析のテーマとなった。

ギリシャ首相キリョコス・ミチョタキス氏がワシントンの訪問時に軌道を外れてしまったトルコーギリシャの諸関係における緊張が緩和しない。ギリシャ・メディアは、今日もう一度再び全くことなるニュースとともにトルコをそのトピックにおいて取り上げた。

■トルコの二つの動き

カスリメリニ紙は、アテナ政権がこの夏の季節においてアンカラでは恐らくには、二つの動きが見込まれていると書いた。記事のギリシャ語のページでは、「エルドアンが緊張を高めている-トルコによって計画されている二つの動きとアメリカの役割」、英語のページではといえば、「アテナはアンカラがテンションを高めているとみている」というタイトルで掲載された分析は、ヴァッシリス・ネドス氏のペンになるものだ。

カスリメリニ紙によれば、トルコは国際的な合意によれば武器が存在しない必要のあるエーゲ海諸島の「ステータス」を国連(BM)に持ち込みながら、「公式に挑む方向」へと展開をすることができるのだ。アテナは、アンカラのトルコの国連駐在代表を介して、国連の総書記に対して手紙を送ること、もしくはノートを送ることが見込まれている。ギリシャは、トルコの歩みに対して対応をする用意があると書いたカスリメリニ紙は、アテナ政権が先月国連に対して様々の島の「ステータス」に関連する手紙を送ったと伝えている。

■トルコはボーリング作業を始める可能性がある

カスリメリニは、ギリトとロドス島の間へ、トルコが一隻の調査船を送りこともまた、おそらくは第二の動きと言えると書いた。アテネ政権は、アンカラがトルコ石油会社(TPAO)が、第28回を地図の東部で新たな調査ライセンスを与えることを予想している。分析によれば、トルコは問題となっているプロセスにより、カシュの反対側にあるカステロリゾ島の周囲において言及をしている大陸棚、もしくは排他的経済的水域の権利をさらにも前に持ち込むことにする予定なのだという。



新聞記事は、アテネが夏の時期において、緊張が高まったことに対しては殆ど確かな目でみたということ、またアンカラとやり取りをしていたアメリカ合衆国には、「脱出弁」があり得ると伝えた。分析では、ギリシャ側は、ワシントンのアンカラに対しての姿勢を緩める方向で推薦をすることを望んでいるということが伝えられた。

■テロ組織が布地とともにトルコ大使館を攻撃

カスリメリニにおける他のもう一つのニュースはといえば、首都アテナのシヒコ地区にあるトルコ大使館が、ルビコン(ルヴィコナス)という名前のアナーキスト・グループの暴行にあったということが伝えられた。モーターバイクで大使館の前にやってきた暴行者たちは、テロ組織であるPKKのものである布地を持っていたことが見受けられた。


■タ・ネア:熱い夏のシナリオの数々

タ・ネア紙では、カスリメリニ紙と似た形の分析ページが掲載された。「緊張を高めるトルコ人の動き-熱い夏のシナリオ」というタイトルで発表された分析では、アテナの各扉で話がなされていることについて伝えられた。分析によれば、トルコ-ギリシャ間の反応をテストするために新たな調査船を、エーゲ海もしくは東地中海へと送り込むことができる。問題となっている歩みはギリシャの外務大臣また防衛大臣の回廊で話されている。タ・ネアもまたトルコの調査船の恐らくのルートがギリトとロドス島における地域にあり得ると書いた。新聞は、アンカラがリビアと調印をした海洋の有効な地域の合意をフィールドへと移すことを試すことができると述べた。

タ・ネア紙のヘッドラインでは、かつての福防衛大臣であるアルキヴィアディス・ステファニス氏によるトルコを標的とした言葉が存在している。「エルドアンはギリシャ戦争のハイブリットなギリシャ大使は一体なんといったのか?」というタイトルで掲載されたニュースでは、アンカラがその目標をアテナの交渉の机に持ち込むためであるということが弁護された。

■エレスロス・ティポス:トルコーギリシア間の戦争はどれほどあり得る事態なのか?

アテナ政権に近いことで知られているエレスロス・ティポス紙は、ドイツの新聞記事ミュンヘナー・メルクーア紙のギリシャ生まれの普通、出版政権であるジョージ・アナスタシアディスの記事を掲載した。ドイツ語のオリジナルでは、「エーゲ海の島々での論争:エルドアンはヨーロッパを次の戦争へと脅かしている。」というタイトルでもたらされた返答は、エレフセロス・ティポスのページへ「トルコ-ギリシャ戦争」はどれほどあり得る事態なのか?」というタイトルによってもたらされた。

ジョージ・アナスタシアディスは、全体の分析でトルコの罪であるとする返答を与えた。アテナそしてベルリンで起こりえる難民の流れにおいては、まさに同じ船にあるということを主張した。

■視線はNATOのサミットへと切り替えられた

CNNギリシャは、「トルコの挑発は、アテナを新たな外交的な走りへと向かわせている」というタイトルで6月28日にスペインの首都マドリードで行われる予定のNATOサミットを示唆した。

ギリシャは、再びトルコをヨーロッパ委員会に訴えると書いたCNNは、大統領キリョコス・ミチョタキス氏もまた南キプロスを訪れる予定だと伝えた。CNNギリシャによれば、アテナの真の目標にはNATOサミットが存在していて、トルコの同盟の様々な同盟者に対し不満を伝える予定だという。ギリシャ側が関心を持っている最大のテーマは、アメリカ大統領のジョー・バイデンが、マドリードで大統領レジェプ・タイイプ・エルドアンと面会をするのかどうかということである。CNNギリシャによれば、バイデンはNATOサミットにおいてギリシャ大統領ミチョタキス氏とともに一同に会する可能性があるという。

エフェス-2022の訓練の最近の日々においてイズミルで演壇に立ったエルドアン大統領は、発表において、ギリシャで起こった地震について述べた。エルドアンは、「嘘はついていない。真剣な話をしているのです。最後は災害とともに終わるのです。一世紀前に起こったような、後悔によって終わりをむかえてしまう動きからは離れること、理性を保つように呼びかけます。」と言ったことは、ギリシャ・メディアでは、「新たな小さなアジアの災害への脅威!」というタイトルが掲載された。ギリシャの外務省は、合計で16の地図を公開した。

■ある転換点:ワシントンの訪問

技師は独立戦争の200周年のためにアメリカの首都ワシントンに3月17位置に招かれたギリシャの首相のミチョタキス氏は、ホワイトハウスでアメリカ合衆国首相のジョー・バイデン氏と面会をした。ギリシャの国旗の色を青-白色のネクタイを着用したアメリカのリーダーは、ミチョタキス氏を「私はジョー・バイデンプロス」という文で出迎えた。

ミチョタキス氏はアメリカ議会における発表においてトルコを目標とした。ワシントンは、トルコがプログラムから出されたF-35ジェット機がギリシャへと売られたということについても話がされた。

ミチョタキス氏は、アメリカ議会においてキプロスでは誰一人として二つの政府の解決策を認めることはない」

キプロスの発表を、議会のメンバーの人々によるスタンディングの拍手によって迎えたギリシャのリーダーは、トルコの名前を思い浮かべることなく、空域を侵犯することに対してもまた言及がなされた。「この問題については必ずはっきりとさせたいと思っております。
私たちの領有と土地の諸権利を侵害する明らかな攻撃の活動は決して認めません。そしてまたこれらの諸活動を、ギリシャ諸島においてすぐに止める必要のある飛行もまた含んでいます。」

ワシントンの態度表明ののちに、休暇となったアテネの空が開けたことで、エルドアン大統領は、5月23日月曜日に結成した「もはや私にとってミチョタキスという人間は存在しない。」という言葉を伝えた

■ギリシャは東地中海の友人たち

トルコ-ギリシャ関係においては、とりわけ2020年の夏に南地中海である接触が起こった。
トルコは地中海に対して戦艦を伴った調査船を派遣した。アンカラの動きになすすべがなくなったギリシャは、フランスとアメリカをはじめとしてエジプト、イスラエル、アメリカ合衆国のアラビア、さらにはサウジアラビアととともに、訓練へと入った、ギリシャ政権は、残った2年間で武器を数十億ユーロで売り払った。

ギリシャは、フランスからラファーレジェットそして、戦争船を購入した。パリでは、昨年の3月に首都のアテネに向けて飛行船をチャールズ・デ・ガウレに対して送った。

緊張では、はっきりした形でギリシャ側になったアメリカは、ギリト島にあるスーダ基地に向けて、飛行船を送った。ドワイト・D・アイゼンハワーが先導をした、22の戦争船と5600の兵士からなる攻撃部隊は、アメリカによってギリシャに支援をおこなうために東地中海へと送られた。

スーダを東地中海のほとんど自身の基地の状態にしたアメリカ軍は、また当時の外務大臣であるマイク・ポンペオ氏もまたギリトにある基地へと招待をした。ポンペオ氏はギリシャ大統領ミチョタキス氏とともに、アメリカの飛行船の上でポーズをとった。

2022年の夏からほとんど毎週、ギリシャ軍との訓練を行ったアメリカの関心は、ただ地中海にとどまらなかった。ギリリトからセラニクに至るまでの、ほとんど全エーゲ海を包括する合同訓練に対して、ギリシャそしてアメリカの特殊軍隊たちが参加をした。

ギリシャ・メディアは、アメリカがギリシャにおいて持続的な基地を手に入れることを目指したと書いた。

アメリカは、すぐさま、ギリシャの手にあるF-16戦闘機の近代化を実現している。トルコをF-35プログラムから出したワシントンは、トルコに対して配分された戦闘機がギリシャに与えられたということが話題になった。


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翻訳者:堀谷加佳留
記事ID:53595