イラク:イスラーム国によるモスル陥落から8年...(6)

2022年06月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■モスル市陥落を想起しつつ…:カーズィミー首相は同市で過去の過ちが繰り返されぬよう求める

【バグダード:本紙】

同様の攻撃で最新のものは、アルビールで水曜日の夜に発生したものである。これは爆弾を搭載したドローンによる攻撃であり、クルディスタン地域の首都内にある米国領事館の建物付近を標的とした。

攻撃への反応

最新の攻撃は、その行為に対する怒りの反応を呼んだ。その反応のうちにはクルディスタン地域の司法評議会による非難も挙げられる。

同評議会が木曜日から金曜日の夜にかけて発表した声明によると、同評議会は、「残念なことに(水曜日の)夜、アルビール市でテロ行為が行われた。それに伴い、我々はこの卑劣な攻撃を激しく非難する。我々は連邦政府内の管轄当局に対して、これらの卑劣な試みを止めさせ、これらの攻撃を行なったものたちを可能な限り早急に逮捕し、それらを公正に罰することを呼びかける」と述べた。

加えて、「クルディスタン地域及び住民の平和と安定を狙うことは全くもって不益である」とし、同盟者らや国際社会に対し、「クルディスタン地域に対する侵略および継続的な攻撃に対して真摯な立場をとり、これらの攻撃に終止符を打つ」よう呼びかけた。

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翻訳者:萩原優太
記事ID:53602