イラク:イスラーム国によるモスル陥落から8年...(8)

2022年06月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■モスル市陥落を想起しつつ…:カーズィミー首相は同市で過去の過ちが繰り返されぬよう求める

【バグダード:本紙】

加えて、「我々は各当事者の立場、抗議、非難に謝意を覚えているが、実際には、抗議や反発の表明はそれ自体が解決策というわけではない。その代わり、実務的な措置を講じる必要がある」と述べた。

さらに「クルディスタン地域やアルビールの市民に対する無関心に起因するこれらの非人道的、非合法かつ不当な行為に終止符を打つための極めて真摯な行動」を求めることで表明を締めくくった。

クルド諸党によるイラクの国連代表との間で最近行われた会合のなかで、彼らは「2022年6月8日水曜日の夜に開始され、アルビール市で爆弾搭載ドローンによって実行され、無垢の市民に降りかかる人的・物的被害をもたらし、イラクの安全、安定に対する深刻な脅威とみなされるテロ攻撃」を激しく非難した。

同会合の参加者らは連邦政府のプレスリリースで、これらの攻撃を終わらせる必要性にならび、クルディスタン地域の治安機関との調整と協力を通して、同様の攻撃が繰り返されることを防ぐために真摯に努力することを求めた。

バグダードで支配的な立場とは逆に、クルド人当局者らは国際有志連合をイラクの治安保障に参加させる必要性があると考えている。

(7)に戻る

最初に戻る


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:萩原優太
記事ID:53627