米、トルコのシリア越境攻撃に反対表明

2022年07月14日付 Cumhuriyet 紙

アメリカ国防副長官ダナ・ストゥロウル氏は、トルコがシリアのテロ組織に対し行いうる攻撃に反対を表明した。

VOAによると、ダナ・ストゥロウル国防副長官は、トルコがシリア・イラクにおけるクルディスタン労働者党の活動に関し懸念を抱く正当性をアメリカが認め、国防総省は「この活動に対し、トルコと共に努力を続けていく」とした。

しかし、ストゥロウル国防副長官は攻撃が行き過ぎになる可能性があると話した。

さらに、同国防副長官は、起こり得る攻撃がイスラム国のテロリストらに「利する」と主張し、「イスラム国がこの攻撃から利益を得るだろう」と加えた。

■「攻撃は、イスラム国に対する連合の戦いを危険にさらすだろう」

ストゥロウル国防副長官はトルコに反対の意向を伝えたと述べ、「トルコがシリア北部に向けたあらゆる攻撃に強く反対し、トルコへ反対の意向を明確にした」と話した。

同国防副長官は、起こり得る攻撃に言及し、「このような攻撃はイスラム国に対する連合の戦いを危険にさらし、シリアに一層多くの暴力をもたらすだろう。」とした。

さらに、テロ組織の人民防衛隊、シリア民主軍がシリア、ロシア、イランと共闘する可能性を示し、「シリア民主軍はこのような圧力にさらされれば敵の手に落ちるだろう。」と話した。

(注)先月より、VOAとDWのトルコ語放送のアクセスがトルコ国内で遮断されている。


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翻訳者:小鉄礼子
記事ID:53747