エルドアン・プーチン会談「世界によい結果をもたらす」

2022年07月20日付 Hurriyet 紙

イランにおける三カ国サミットの前、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ウラジーミル・プーチン露大統領と会談した。会談の前にプーチン大統領と撮影に応じたエルドアン大統領は、「前回のイスタンブル会談でもロシア代表団のアプローチは非常に前向きであった。我々がここから得る結果は、全世界にもよい影響をもたらす」と述べた。

エルドアン大統領は、会談の前に記者会見で発表した声明において、「我々は電話で外交を継続している。今日アスタナ・フォーマットにおいて会談を行ったことは大きな利益となった。今後は密度の濃いスケジュールとなるだろう。調停形式においてロシアの態度が前向きなものであることを願っている。前回のイスタンブル会談でもロシア代表団の態度は前向きであった。我々がここから得る結果は、全世界に前向きな影響をもたらす。会談が前向きに終わることを願っている。」と述べた。

■プーチン大統領によるエルドアン大統領への穀物回廊に関する感謝

プーチン大統領は、会談の記者会見において「親愛なるエルドアン大統領にお会いできてうれしく思う。約一年ぶりである」と述べた。プーチン大統領のこの発言に応え、エルドアン大統領は「我々はしばしば電話で話している」と述べた。プーチン大統領は「我々の関係はあらゆる状況において発展している。我々の商業総売上は非常に速いペースで増加している。アスタナサミットの前に二国間会談の機会を得られたことを嬉しく思う。もちろん種々の問題がある。黒海における穀物輸出についての交渉のためにプラットフォームを形成してくれたことと、調停への尽力に感謝する。全ての問題は未解決である。しかし、前進の動きがあるという事実は確かである。」との発言を続けた。

■シリアにおける定住に関して沢山の問題がある

プーチン大統領は、シリアの問題に関してもエルドアン大統領に意見を伝え、「もちろんシリアにおける定住に関して沢山の問題がある。しかし近い将来約束する二カ国間の大きなプロジェクトも前進し、発展している。もちろんまた別の重要な我々の会談が、ナゴルノ・カラバフ問題の解決策である。最近カスピ海サミットでアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領と会談し、挨拶を預かってきた」と述べた。


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翻訳者:田原紗樹
記事ID:53778