エジプト:コプト正教会の総主教、エチオピア正教会の使節団を歓迎

2022年09月04日付 Al-Ahram 紙

■タワドロス2世総主教がエチオピア正教会の使節団を迎える。

【アミーラ・ヒシャーム】

タワドロス2世・アレクサンドリア総主教・聖マルコ管区総主教は、本日日曜日、カイロの総主教座で、エチオピア・テワヒド正教会のバリ府主教であるアブネ・ユースフ府主教を迎えた。

府主教には、数名のエチオピア正教の修道院長や輔祭、およびエジプトの歴史的、宗教的な観光地を巡っている多くの修道士や修道女が同行した。

〈コプト正教会とエチオピア正教会との関係〉

会合の冒頭、タワドロス2世総主教は、アブネ・ユーセフ府主教一行を歓迎した。そしてコプト正教会とエチオピア正教会の深い関係と、両教会を結びつける共通の歴史に言及し、(両教会が)共通の教会暦を使用していることや、コプト正教会が数日前にエチオピアの聖人タクラ・ハイマノットの記念日(エチオピア/コプト暦8月24日=西暦8月30日)を祝ったことを挙げた。

タワドロス2世総主教は、この関係と一緒に積み上げてきたものを守り続ける必要性を示唆した。

タワドロス2世総主教は、2015年にエチオピア教会総主教アブネ・マティヤス総主教の招待でエチオピアを訪れ、数々の教会、司教区、および修道院を訪問したことについても触れた。

そして、エチオピアの人々が総主教の前で、「聖マルコは我らの父、アレクサンドリアは我らの母」と唱和するほどの歓迎を受けたことを礼賛した。

タワドロス2世総主教は、エチオピア正教会の使節団が、エジプトの特徴的な自然物・建造物の美しさや偉業の数々を満喫して、エジプト訪問を楽しんでもらいたいと述べた。

(後略)


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翻訳者:下宮杏奈
記事ID:54009