シリア:シリア人がドイツ国籍を取得した外国人の首位を占める (2)

2022年09月01日付 al-Mudun 紙

■シリア人はドイツ国籍を取得した外国人の首位を占める…帰化の資格をもつ人々は50万人に

【本紙】

同紙のデルフィーヌ・ネルボイエ記者は「ドイツのアンゲラ・メルケル首相が、シリア人に対して自国への入国を許可する決定を行ってから7年後、ドイツ国籍を取得したシリア人の数は増加した」としつつ、「シリア人の間で統合にかかわる良好な兆候が増加するにつれ、この数にはさらなる上昇が見込まれる」と述べた。さらに「ドイツ国籍を取得したシリア人は2021年に19,100人に達し、その数は2020年のそれの3倍である」と指摘した。

ドイツ国籍の取得にあたっては、国内での居住を開始してから8年間が経過している必要があるほか、一般レベルの文化・言語試験への合格、クリーンな犯罪歴の提供、社会扶助に依存していないことの証明が求められる。しかし同記者によると、そのプロセスは早められ、6年間の居住ののちに開始される可能性もあるのだという。

ネルボイエ記者によると、国籍所得の可否については「統合にあたっての特定の基準(高度な言語スキルなど)、職業訓練あるいは高等教育、特定の社会的義務の履行など」に関連しているという。また2021 年にドイツ国籍を取得したシリア人のうち大部分は、彼らの80%が6年以上にわたってドイツに居住していることを鑑みても、前述の分類のうち2番目あるいは3番目の分類に当てはまるのだという。

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翻訳者:赤塚大輝
記事ID:54014