パレスチナ:西岸でイスラエル軍の発砲により18人の死傷者が発生

2022年09月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヨルダン川西岸地区での占領軍の銃撃によりパレスチナ人1人が死亡、17人がけがを負う

【ラマッラ:本紙、諸通信社】

パレスチナ保健相は木曜(8日)、ヨルダン川西岸地区中央部に位置するラマッラ・ビーレ県バイティーン村でイスラエル占領軍の銃撃により市民1人が殺害されたと発表した。また、犠牲者の身元は未だ不明であると続けた。

一方、イスラエル軍はパレスチナ人が兵士をハンマーで襲撃したことを受けて、その人物を殺害したと主張した。さらに、(ラマッラ北部)バイティーン村の近くで定期的に活動しており、その最中に容疑者が兵士をハンマーで攻撃し、顔に傷を負わせたとも主張した。そして、負傷した兵士は発砲して反撃し、容疑者を無力化したと説明した。

また、ナーブルス東部地区で木曜未明に発生した衝突の中で17人のパレスチナ人が銃撃で負傷した。赤新月社は「東部地区へのイスラエルによる襲撃の間、救急隊は催涙ガスによる窒息症状があった負傷者12人の処置をした。なお、この12人の中にジャーナリストが含まれていた。」と発表した。

さらに、マアン通信社によると、ゴム弾による負傷者4人と手にやけどを負った青年1人の処置もしたという。そして、現場で負傷したすべての人に必要な応急処置を施した。


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翻訳者:赤塚大輝
記事ID:54015