イラク:識字率向上に向けた包括的国家キャンペーン
2022年09月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国民知恵運動のハキーム氏がイラクでの非識字の解決に向けた国家の包括的なキャンペーンの始動を呼びかけ
【バグダード:本紙】
「国民知恵運動」の指導者であるウマル・ハキーム氏は木曜日、非識字と闘い、世界の国々による成功体験を活用するための包括的な国家キャンペーンを始動するよう呼びかけた。
同氏はプレスリリースで「非識字と闘い、地域や世界での成功体験を活用するための、包括的な国家キャンペーンを始動させなければならない」と述べた。
同氏はさらに「計画省によると、最近の統計はイラクの非識字率が13%に達していることを示しており、こうした割合は大きな懸念を抱かせるものである」と指摘しつつ、「このゆゆしき問題に立ち向かうこと」にならび、「投資と民間の手を解き放ち、校舎や、特に農村部においてこうした低い識字率に対応するためのインフラを構築する」必要性を強調した。
国連のデータによると、イラクには1200万人の非識字者がいるという。
イラク教員組合のメンバーであるナースィル・カアビー氏は「国連は、イラクに1200万人の非識字者がいると通知した」と話した。
同氏は公式機関によると、彼は「非識字を解消するための執行機関に向けた財政的な配分はみられない」と説明し、「イラクは非識字の根絶ではなく、非識字へと向かっている」と注意を喚起した。
(後略)
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翻訳者:久木田麗磨
記事ID:54017