アルジェリア:国連特別報告者によるアルジェリア訪問が8度目の延期

2022年09月11日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アルジェリア政府は「平和的集会および結社、デモの自由に対する権利に関する国連特別報告者」による訪問の延期を決定…2011年以来8度目

【アルジェ:本紙】

アルジェリア政府が「平和的集会および結社、デモの自由に対する権利に関する国連特別報告者」が予定している訪問を延期したことにより、政界や人権界で劇的な反応が巻き起こっている。同国政府によって同様の決定がなされたのは、2011年以来8度目となるためである。

国連の特別報告者が明日月曜日にアルジェリアに到着することが予想されるなかで、この訪問が延期されたことが明らかになった。アルジェリアの人権筋が本紙に伝えたところによると、同報告者の訪問に関連しているアルジェリア国内の複数の団体が昨日水曜日、同報告者の事務所から書簡を受け取ったという。そのなかでは、同国政府の要請によって訪問の延期がなされたことのほか、その代替日程として「2023年中」が設定されたことが明記されていたという。

同筋は、国連の特別報告者による訪問が10日間続くことが予定されていたことを明らかにしつつ、同報告者がアルジェリア国内で首都アルジェのほか複数の県を訪問することが予定されていたと付言した。また同報告者は訪問を通じて、共和国大統領府や首相府のほか、国内司法などの問題を管轄する各省庁、国家人権評議会(大統領府傘下の諮問機関)に属する当局者らと面会することが予定されていたという。同報告者はそのほかにも、複数の独立系市民団体、政府と協調する野党、政府に反対する野党からの代表者らとも面会する予定であったという。

(後略)


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翻訳者:国際メディア情報センター
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