イラク:イラクと国際社会が、クルディスタンに対するイランの空爆を非難(1)

2022年09月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
【バグダード:本紙】

■クルディスタンを標的としたイランの空爆による死者:国際的な非難が集まり、イラクはイラン大使の召還を決定

昨日水曜日、イラクのクルディスタン地域を標的として、イランがドローンとミサイルによる空爆を行ない、死者と犠牲者を生み出した。西洋諸国はいうまでもなく、イラク政府とクルド人自治政府が非難を行なった。クルディスタンの保健大臣であるサーマーン・バルザンジー氏は、記者会見でイランの空爆が9人の死者と32人のけが人を生み出したと発表した。

また同氏は、その詳細として「クーヤ地区で18人のけが人と4人の死者、バルディー地区で14人のけが人と5人の死者」が出たと述べた。さらにズィルクワイズ地方で複数の建物が破壊された。この地方は、コモレ党すなわちクルディスタン労働者党などの複数のイラン系クルド人政党の拠点が存在するスライマーニーヤ市から約15キロの場所に位置している。

イランの公式テレビ局は、「革命防衛隊の陸上部隊が精密なミサイルと破壊的なドローンでもって、イラク北部地域の分離主義的テロリストたちの拠点を複数標的にした」と発表した。

(2)に続く


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翻訳者:藤原路成
記事ID:54128