スウェーデン、トルコに対する武器禁輸を撤回

2022年09月30日付 Hurriyet 紙

スウェーデン国家武器輸出管理庁はトルコへの武器禁輸を撤回すると発表した。

戦需品の管理を行うスウェーデン当局は、トルコに対する武器禁輸を撤回すると発表した。

トルコは、スウェーデンが5月半ばにNATO加盟手続きを行なった後に、制限が撤回されるよう要求していた。

■難問は緊急マドリード会議で解決していた

ウクライナ戦争後、フィンランドとスウェーデンはNATO加盟手続きに入り、トルコは拒否権を行使した。世界の注目を長い間集めたこの難問は、スペインの首都マドリードで開催されたNATO会議で解決されていた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の前で署名された3か国間覚書では、将来のNATO加盟国としてフィンランドとスウェーデンは、テロリズムのあらゆる形態・発現に際しての戦いにおいて、トルコと最大限の連帯と結束を示し、クルディスタン労働者党を始めとする国防を脅かすあらゆる脅威に対しトルコを最大限支援し、[シリアの]民主統一党・人民防衛隊、ギュレン派テロ組織を支援しないと約束していた。

覚書の中では、3か国は、テロリズム、組織犯罪、その他の共同の試みとの闘いの中で、合意に基づいて協力関係を築くために治安部隊、情報組織を含むあらゆるレベルで政府間の対話・協力の仕組みを構築する、と明らかにされていた。この枠組みで覚書で記載される事項を推し進め実現するために、外務省、内務省、法務省、インテリジェンス・サービス、治安機関の専門家からなる常設の共同機構の設置が決定されていた。

さらに3か国覚書の中ではフィンランドとスウェーデンはトルコへの武器禁輸を行わないことを確認し、この点でトルコと連帯・協力して振る舞うことになると伝えていた。


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翻訳者:大屋千寛
記事ID:54148