シリア:「非母語話者のためのアラビア語教育学院」が東京外国語大学向けの第3回教育コースを開始

2022年10月06日付 その他 - シリア国営通信 紙

■教育省傘下「非母語話者のためのアラビア語教育学院」は東京外国語大学の上級レベルの学生向けに第3回目となる教育コースを開始

【シリア国営通信】

社会的テーマ、文化的テーマ、経済的テーマ、そして政治的テーマ。これらが、「非母語話者のためのアラビア語教育学院」が東京外国語大学アラビア語専攻の学生たち(上級レベル)のために開設したアラビア語教育コースがもつ主要なトピックである。

同学院のヌジュード・アターッラー所長によると、昨日始まった今回のコースは、これまで同大学の上級レベルの学生たちに提供されたものとしては3番目の教育コースとなる。その期間としては3か月が予定されており、受講者たちはインターネットを介して 全13回にわたるリモート講義を受けることになるという。初回講義ではダマスカス市やその所在地、同市が過去に知られていた名称、その歴史的箇所や考古学的ポイントといった情報が提供され、同市を出身とする多くの宗教者、文化人、文学人たちの紹介が行われたという。

さらにアターッラー氏は、上級レベルの学生向けの最初のコースが昨年10月に、2番目のコースが今年4月に実施されたことを指摘しつつ、シリア教育省所轄の同学院の任務が「約4億2,200万人によって話されており、世界でもっとも広く普及している言語の 1 つを教えること」に限定されていないことを明らかにした。むしろその目的には、受講者たちに「アラブ文明およびその遺産にならび、シリアの考古学的・歴史的な建造物について知ってもらうこと」が含まれるのだという。

非母語話者のためのアラビア語教育学院:2001年設立。アラビア語の学習を希望する人々のために6段階の教育レベルを設定。各コースの卒業試験に合格した受講者たちは高次教育修了証明書を取得可能。



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翻訳者:国際メディア情報センター
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