エジプト:ウクライナ4州での住民投票へのオブザーバー派遣を否定(1)

2022年10月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプト、ウクライナ4州のロシアへの加入をめぐる住民投票へのオブザーバー派遣を否定

【カイロ:アナトリア通信】

エジプト政府は月曜夜、「ウクライナで実施された住民投票をフォローするためのいかなるオブザーバーを派遣していない」と発表した。

この否定がなされたのは、「エジプト政府がウクライナ4州での『ロシアによる偽の住民投票」を支持している」との主張のもとで、ウクライナ政府が今年12月エジプトで開催予定の世界スカッシュ選手権(女子)への参加を取りやめる意向を発表した数時間後のことである。

エジプト外務省の声明によると、同省報道官であるアフマド・アブー・ザイド大使は、「エジプト政府がこうした住民投票をフォローするために、いかなるオブザーバーを派遣したということを断固として否定する」と述べた。

さらに同大使は、「この否定は、ウクライナで最近実施された住民投票にエジプトのオブザーバーが参加した結果、ウクライナがエジプトで開催予定の世界スカッシュ選手権への参加を見送ったという報道が一部のメディアで流れたことを受けてのものである」と説明した。

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翻訳者:末広美羽
記事ID:54218