CHPのスカーフ提案、6日遅れで憲法裁判所へ

2022年10月11日付 Cumhuriyet 紙

共和人民党(CHP)ケマル・クルチダルオール氏が最初の署名者となったスカーフに関しての法案は、トルコ大国民議会(TBMM)府に提出されてから、6日後に憲法委員会にもたらされた。

CHP党首のケマル・クルチダルオール氏が伝えたところでは、CHPの「女性たちの職業枠組みにおけるドレスと装束を着用すること以外にいかなる強制からも逃れられることに関しての法案案」は、2022年10月4月にトルコ大国民議会に提出された。

世論において「スカーフ法」として知られている「2/4619」番の案は、トルコ大国民議会によって6日後に2022年10月10日に委員会に提出がなされた。

AKPグループが準備を行った最新の法案が、TBMMへと提出された日に、委員会へと移されるとCHPのTBMMグループ運営陣によって、差別が行われたという主張を受けた。

提案は、まず初めに副委員会として人権審査と女性・男性機会均等委員会に提出されることになる。

提案はこの委員会で審議がされたのちに憲法委員会へともたらされる。憲法委員会では法案に起案しての報告書が準備されたのちにトルコ大国民議会総会へと提出される。

CHP党首ケマル・クルチダルオール氏が最初の署名者となった、CHPグループの副議長とともに合計で132人の署名を集めた法案は、「スカーフ」の問題をトルコの議題から外すことを目論んでいる。

3つの案から構成される法案の訴えでは、「法律の諸問題における個人的な嗜好、そして個人的の生活の在り方は、政府の介入の外にあるように、世界人権宣言の第19条で守られている表現の自由は、服装の選択の自由もまた含むものである。」と述べられた。

■「政治が搾取の道具になろうとしている」

陳述では、女性たちの装束をはじめとする生活スタイル、信条そして民族的な帰属が政治的な問題とならないことへの注意が引かれながら、以下のように述べられた。

「過去において発生したいくつかの抑圧的な適用は、私たちの社会の集合的な記憶においては否定的な影響を与えた。また、政治が搾取の道具となったのだ。近い過去において、大学生たちがスカーフを着用することによる教育権を妨害された。公的な場で女性がスカーフを着用して教育を受ける権利が阻害された。また公的な場で女性たちがスカーフを着用して仕事をすることが認められなかった。似たような妨害と規制が二度と起こることがないように、ありとあらゆる種類の対策をすることは、議会と官庁の職務である。一般的に、指令、規制もしくはその他の行政上の改正そしてヒエラルキー的な命令によって女性たちが何を着用するのかもしくは着用しないのかということに対して行われた強制に対して終止符を打つためそしてまた女性の装束の選択の自由が法的な信頼の元に置かれるためにこの指令が用意された。」

「私たちの女性が憲法によって信頼化に置かれて個人的にそしてまた職業上の着衣の自由が守られることを見込んでいます」と述べられた訴えでは、公的なサービスが執り行われる際には、職務にある人、そしてまたありとあらゆるステータスで雇用がされている女性たちそしてまた公的な組織という特徴にある職業、組織に属している職業で勤務している女性たちが行っている公的な奉仕もしくは職業活動で義務とされている職業ユニフォーム、ガウン、前掛けもしくはユニフォームを着用する以外にはいかなる強制も受けないことが明言された。提案においては、「このように女性の職業人たちがその装束によっていかなる差別も受けないことを目的とされている」と述べられた。

■三つの条文による法上の提案

CHPの「女性たちが職業枠組みにおけるドレスと装束を着用すること以外にいかなる強制からも逃れられることに関しての法案の提案」の中身は以下の通りである、

条文1-公的機関そして組織において雇用されていて、公的機関の意図にある職業組織とともに上級組織に属している職にある女性たちは、彼らが勤務をする職業の枠組みで着用することが必要なガウン、前掛け、ユニフォームなど以外の着用をすることもしくは着用をしないことといった基本的な権利と自由を侵害する形でいかなる強制も受けることがない。

条文2-この法案は発行された日に施行となる

条文3-この法案は政府の大統領が施行をする」


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翻訳者:堀谷加佳留
記事ID:54222