エジプト:ウクライナ4州での住民投票へのオブザーバー派遣を否定(2)

2022年10月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプト、ウクライナ4州のロシアへの加入をめぐる住民投票へのオブザーバー派遣を否定

【カイロ:アナトリア通信】

ウクライナ政府は月曜日、「エジプト政府の代表者らが、ルハンスク、ドネツク、ザポリッジャ、ヘルソンでのロシアが後援した住民投票にオブザーバーとして参加し、国際社会がこれを非難した」と述べた。

数日前、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、当該4州における住民投票(同国政府によると「ロシアへの加入」への賛成という結果に終わった)を実施したのち、これらの地域を併合する文書に署名し、西側諸国からの広範な拒絶と非難を受けることとなった。

10月3日には、エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣はプレスリリースのなかで、ロシアとウクライナの危機を解決するために、両国の利益を考慮した包括的な政治プロセスを開始するよう呼びかけた。

ロシアは今年の2月24日以来、隣国ウクライナに軍事侵攻を行っており、これにより米国政府を筆頭とする多くの政府がロシア政府に対し厳しい経済制裁を課すこととなった。

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翻訳者:末広美羽
記事ID:54232