シリア:ハマースがアサド政権との関係を引き続き発展させていく意向を表明(1)

2022年10月22日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ハマース「イスラエルの侵攻に対抗するアラブ民族としての我々の能力を強化するため、シリア政府との関係を引き続き発展させていく」

【ガザ:アナトリア通信】

パレスチナの「イスラーム抵抗運動」(ハマース)は土曜日、10年以上におよぶ断絶ののちに、最近再開していたシリア政府との関係を引き続き発展させていくとの意向を表明した。

ハマースのハーズィム・カースィム報道官は本紙に対し次のように述べた。「シリア政府との関係を強めることは、エスカレートしつつあるイスラエルの侵攻に対抗するアラブ民族としての我々の能力を強化することにつながる」。

同運動を筆頭とするパレスチナ系諸派閥の代表団は水曜日、シリアの首都ダマスカスで同国政府のバッシャール・アサド大統領と会談した。同運動はその際、この会談を「歴史的なもの」と評した。

ハマースとシリア政府の間の断絶は、シリア危機における一連の事件が発生した2012年、同運動の指導部が1999年以来本部を置いていたダマスカスを離れたことによって生じた。

カースィム報道官はまた、「シリア領土に対するイスラエルの侵略」を非難し、「こうした侵略は我々アラブ民族に対する犯罪であり、パレスチナ人に対する殺害作戦およびテロ作戦の延長線上にある」と述べた。

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翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:54300