エジプト:米国に反対し、OPECの決定についてサウジを支持

2022年10月17日付 al-Quds al-Arabi 紙

エジプトが石油減産決定に関して、米国に反対し、サウジアラビアを支持

【カイロ:本紙】

エジプトは、石油輸出国機構(OPEC)の石油の減産の決定に関して、サウジアラビア王国を支持すると表明した。

エジプト外務省はフェイスブックの同省の公式アカウントで発表した声明で「エジプトは、OPECによって最近発せられた決定の反響と、それをめぐって生じた緊張を、注意、関心を持ってフォローしている」と明かした。

加えて、同省は声明で以下のように述べた。「この主題に関して、エジプトは、サウジアラビアがOPECの決定に対する技術的考慮を説明した際に表明した立場を支持する。それは、石油市場の規律を実現し、現在の経済的な課題に対処する国際社会の能力の増強を保証することを第一に目指しているからである。」

OPECの決定は米国の怒りを買った。米国の警告にも関わらず石油生産の割当量の大幅な減少に同意するOPECという機構とその他10の輸出国の動きを指揮したと、米国はサウジアラビアを非難した。

このエジプトの声明は、米国議会が人権問題と政治犯の拘束を背景に、エジプトへの7500万ドルの援助を否決した数時間後に発表された。


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翻訳者:佐藤 祐朔
記事ID:54307