イスラエル:最高裁判所がレバノンとの海洋国境合意に対する請求を却下

2022年10月23日付 Al-Nahar 紙

■イスラエルの最高裁判所は、レバノンとの境界画定合意に反対する請求を却下…ベニー・ガンツ国防相「調印に向けて」

【ベイルート:本紙】

ヘブライ語メディアが伝えたところによると、イスラエルの最高裁判所はレバノンとの海上国境に関する合意に反対する4件の請求を却下した。

これに先立ち複数の右派政党が、同裁判所にイスラエルとレバノンの間の海上国境に関する合意に反対する4件の請求を提出していた。

ベニー・ガンツ国防相は、「最高裁判所の決定によって、レバノンとの海上国境に関する重要な合意を今後数日で前進させることが可能になるだろう」と述べた。

ガンツ氏は加えて、「選挙に近い合意の適用期日は理想的とはいえないが、必要である。これは優良かつ適切な合意であり、地域全体にとって治安、政治、経済面におけるポジティブな影響力を持つ」と述べた。

合意が10月12日に再検討のためにクネセトに提出されたのち、内閣は水曜日または木曜日に公式の承認についての投票を行うことが可能である。

衛星放送局「フッラ」が報じたところによると、最高裁判所の判決を受けて、「宗教シオニズム運動」に属する元クネセト議員であるイタマル・ベン・グヴィル氏は軍の放送に対し、「仮に自分が次期政府のメンバーであれば、合意の撤回のために行動するだろう」と述べた。

ベイルートでは、ナークーラでの合意の調印式への参加の方式のほか、シリア・キプロス両国との海上国境問題の終結に注目が向けられている。


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翻訳者:岡田悠花
記事ID:54316