ソマリア:首都モガディシュの軍事演習施設で自爆テロが発生

2022年11月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■モガディシュの軍事演習施設での自爆テロが発生…民間人を含む複数の死傷者が発生したとの発表

【モガディシュ:アナトリア通信】

今日土曜日、自爆ベルトを身につけた自殺者が首都モガディシュ西部の軍事演習用施設「ジェネラル・タガブダン」センターの入り口で自爆し、数十人の死傷者が発生した。

ソマリアの治安筋は、「自爆ベルトを身につけた自殺者が、厳重な治安警備下にあった同施設の入り口で自爆した」と発表した。

匿名を希望した同筋は加えて、「一次報告によれば、この自爆によって4人が死亡し、爆発が起こった瞬間に偶然現場に居合わせた市民らを含むその他複数人が負傷した」と述べた。

一方ソマリア国営通信(『ソナ』」は、「この自爆攻撃が市民たちに損害をもたらした」と報じたが、その具体的な人数については言及しなかった。

さらに首都モガディシュでは、この自爆攻撃とは異なる複数の爆発が発生したが、これらの要因については明らかになっていない。

これらの事件は、政府軍が部族民兵の協力のもとで反体制派の「シャバーブ」運動に対する軍事作戦を継続しているなかで発生した。同作戦によって、政府軍は同運動のメンバー数十人を殺害し、数々の地域を再掌握した。

数年前から、ソマリアは2004年初頭に結成された同反体制運動に対する戦争へ突入している。同運動は思想的には「アル=カーイダ」の系譜をくみ、数百人もの命を奪った数々のテロ行為を実行してきた。


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翻訳者:萩原優太
記事ID:54396