ベイオール爆弾テロ、3つの疑問

2022年11月16日付 Cumhuriyet 紙

本紙のコラムニストであるバルシュ・ペフリヴァン氏が、自身の今日のコラムにおいてイスティクラル通りで起こった爆破攻撃に関して3つの重大な疑問を投げかけた。

イスタンブルで最も人々が訪れる場所の一つであるイスティクラル通りで先の日曜日の爆弾テロによって、6人が死亡、81人が負傷しうち2人が重症である。

事件から24時間経たないうちに爆破を実行したアフラム・アル=バシールが逮捕された。

シリア国籍のアル=バシールに対して行われた尋問では、彼女がクルディスタン労働者党(PKK)・民主統一党(PYD)・人民防衛隊(YPG)テロ組織によって特別諜報機関員として養成され、トルコで行動を起こすために[シリアの]アフリン・イドリブ経由で違法なルートで入国したと供述しているという。

■現在も捜索が続いている

アル=バシールと共に事件に関する容疑で逮捕された人数は50人に上った。逮捕された人物の中には、テロ行為を仕掛けたアル=バシールに爆弾を詰め込んだ鞄を渡したビラール・Hをエディルネに逃がしたアンマル・ジャルカスとその弟アフメト・ジャルカスもいる。しかし、ビラール・Hの捜索は未だ続いている。

本紙のコラムニストであるバルシュ・ペフリヴァン氏は、自身の今日のコラムにおいてイスティクラル通りで起こった爆発の後の展開に次いで、アル=バシールに同行し一切の映像が出てこないビラール・Hについて、逮捕された人々の国籍について、攻撃者がやって来た場所について注意を促した。

ペフリヴァン氏はコラムの中で回答が期待されている3つの疑問を投げかけた。

疑問は以下の通りである。

1.タクスィムでテロ攻撃を実行したアフラム・アル=バシールはすぐに確保された。このために1200台の防犯カメラが詳しく調べられたとされた。攻撃者にタクスィムまで同行したテロリストの名前は「ビラール・H」であることを私は掴んだ。では、ビラール・Hがこの文章が書かれるまでまだ捕まっていない理由、彼の映像すら公表されていない理由は何であろうか?

2.警察は、PKKテロ組織が攻撃を行ったと発表した。では、最初の強制捜査で逮捕された48人の大半が外国籍であるのは奇妙ではないだろうか?

3.攻撃者が違法なルートを通じてアフリンからトルコに入国したことが明らかにされた。では、そもそもの進入場所はアフリンではなく、イドリブは有り得るのだろうか?


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翻訳者:田原紗樹
記事ID:54460