イスラーム国:報道官が3代目「カリフ」の死亡を発表(1)

2022年11月30日付 al-Mudun 紙

■「ダーイシュ」(イスラーム国)は「神の敵らに屈辱を与えている」指導者が殺害されたと発表

【本紙】

AFP通信によると、イスラーム国は水曜日、同組織の報道官による音声記録のなかで指導者のアブー・ハサン・ハーシミー・クラシーが死亡したことを明らかにした。一方で同組織は、クラシーが死亡した場所や時刻については明言しなかった。

イスラーム国の報道官であるアブー・ウマル・ムハージルは、ジハード主義者らによるアカウントが拡散した音声記録のなかで次のように述べた。「(クラシーは)殺害された。(中略)彼は神の敵らを辱めて彼らと戦い、彼らのうち神が殺すことを望んだ者たちを殺した。そして彼は、戦地や一騎討ちで男たちが殺されるのと同じように殺されたのだ」。一方ムハージルは、クラシーが死亡した正確な状況については明らかにしなかった。

同報道官はアブー・フサイン・フサイニー・クラシーが「ムスリムたちのカリフ」として任命されたことを明らかにし、彼が4代目となるイスラーム国の指導者となると述べた。同報道官はこの新しい指導者についていかなる詳細な情報も発表しなかったが、彼が「ムジャーヒディーンのなかの古参」の一人であるとしつつ、過激組織の構成員らに彼への忠誠を誓うよう呼びかけた。

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翻訳者:萩原優太
記事ID:54473