フェリーボートに乗り遅れ、爆弾通報!―お騒がせ男、逮捕

2022年11月15日付 Milliyet 紙


ブルサからイスタンブルへと向かうため乗船券を購入しているフェリーボートに乗り遅れ、爆弾が設置されていると虚偽の通報を行った乗客により場は騒然とした。通報を受けブルサとイスタンブルの港に接岸しているフェリーボートへの捜索が行われた。乗客はくまなく持ち物検査を受けた。警察へと虚偽の通報を行い、フェリーボートの出発に間に合わずイスタンブルへとバスで向かった容疑者は、車内で取り押さえられた。

昨夜ブルサである人物が112番にブルサ―イスタンブル、イスタンブル-ブルサ間を航行するフェリーボートにおいて爆弾が設置されているとの通報を行った。通報を受けブルサ警察はイスタンブルへと報告を行った。イスタンブルに接岸している船において捜索が行われたが、いかなる異常も確認されなかった。

■全員がくまなく検査をうけた

シルケジを出航しブルサへと向かうフェリーボートも通報を受け近くのアルムトルの渡し場に停泊した。ここでは、パニックを防ぐために乗客には船が故障したと告げられた。しかし、船内の入念な捜索と400人の乗客への被害をおさえるために、ブルサ県知事のヤークップ・ジャンボラットの指令によってすぐに船はムダンヤ埠頭へと向かった。イスタンブルからの乗客はしばらくの間、ムダンヤ埠頭でテロ鎮圧部隊によって待機させられた。船で入念な捜索が行われる間、待機中の乗客はボディーチェックを受けたのち埠頭外へと出た。一方で警察へと虚偽の通報を行った人物の身元も短時間で確認された。犯人は15日前にイスタンブルからブルサを労働目的で訪れ、離職後イスタンブルへと戻ろうとしていた22歳のE.A.という人物であることが明らかにされた。テロ対策局支部の部隊は当人がブルサのバスターミナルでバスに乗り、イスタンブルへと向かったことを確認した。捜索において虚偽の通報を行った人物は、ブルサ-イスタンブル高速道路上のオルハンガージ郡の近くで取り押さえられた。無職のE.A.は
取り調べの後に裁判所に移送された。

■保護観察付きで保釈された

「フェリーの出発時刻に間に合わなかった。(爆弾があると)通報すればフェリーボートが引き返して乗船できるだろう。と考えた。」と述べた容疑者のエムレA.は「虚偽通報」罪により起訴されたのち簡易刑事裁判所の判決により保護観察付きでの保釈が認められた。


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翻訳者:村田七海
記事ID:54511