シリア:シリア民主軍によるトルコへの越境攻撃で死傷者

2022年11月21日付 al-Quds al-Arabi 紙

■クルド系組織による爆撃でトルコ人3人が死亡...エルドアン大統領「作戦は空爆だけにととどまらない」

【諸都市:本紙、諸通信社】

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリア北部のシリア民主軍の基地に対する空爆作戦である「鉤爪」作戦を拡大すると脅迫し、次の段階として(作戦への)地上部隊の参加を示唆した。一方、シリア国民軍の情報筋は考えうる軍事作戦に備えて最大限の準備を整えたと述べた。なお、これらの出来事ははシリア民主軍がシリア北部のアイン・アラブとタル・リファアトにおける徴兵宣言をする予定であると発表したのと同じタイミングであった。

さらに、時を同じくしてトルコメディアはシリア領から発射された5発のミサイルが、トルコ国境のカルカムシュ地区に落下したと報じた。トルコのスライマーン・ソイル内務大臣によると、そのうち1発が小学校に落下し、その結果、3人が死亡、その他複数の負傷者が出たという。

それと並行して、シリア国民軍の幹部筋はローカル局「ニダーウ・ポスト」に対して、全ての休暇をカットし、考えうる軍事作戦に備えて最大限の準備を整えるという決定が出されたと明らかにした。

(後略)


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翻訳者:杉浦駿
記事ID:54513