イスラエル:ネゲブ地域のバス爆発を阻止

2022年11月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル:ネゲブでバス内での爆発装置の爆破計画を阻止

【テルアビブ:本紙】

イスラエルの総保安庁(シャベック)は、ネゲブ地域のバス内で爆破装置を爆破させる試みを阻止したことを明らかにした。その爆破計画を行なったのはガザ地区ラファア出身の31歳男性だった。

起訴状に記載された内容によると、イスラーム聖戦組織がイスラエル国内の労働許可証を悪用してその男性を動員したとイスラエル放送協会(Makan)は報じた。

この攻撃は阻止されたものの、これを受けてイスラエルは、「テロリストたち」と家族関係にある200名ほどのガザ地区住民の労働許可を取り消した。

イスラエルのベニー・ガンツ国防相は、「テロ組織」はガザ地域の何百もの人々の生活の糧を危険にさらす攻撃を加えることを目的として、パレスチナ人の労働許可証を悪用していると述べた。

またガンツ氏は「イスラエルはテロには関与していない人々の生活構造を保護しながら、対テロ政策を追求する」と指摘した。また、「イスラエルは、ガザ地区からの労働者たちの退去と彼らへの他の都市設備の提供に関する将来的なステップを検討する予定である」と強調した。

現在、イスラエルへの入国が許可されているガザの労働者は約17,000人いるが、労働許可証の数は昨年大幅に増加していた。


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翻訳者:石井風帆
記事ID:54528