クレリ士官学校校舎の再開

2022年11月29日付 Cumhuriyet 紙

クレリ士官学校の建物が、新たに再開された。国防大学の学生が教育を受ける。
7月15日のギュレン派テロ組織のクーデター未遂の後、非常事態特別政令により閉鎖された伝説的な士官たちを養成した歴史あるクレリ士官学校の建物で、国防大学の学生たちが学び始めた。


ギュレン派テロ組織の7月15日クーデター未遂の後、閉鎖されていたクレリ士官学校の校舎が新たに再開された。歴史ある士官学校の校舎では、国防大学のいくつかの学部が学生たちを教育し始めた。
2016年7月15日のギュレン派テロ組織クーデター未遂の後、非常事態特別政令によってクレリ士官学校は閉鎖された。校舎の行く末については時々議論の的となっており、アラブ資本に売却される方針との見解がソーシャルメディアに流布していた。国防大臣のフルスィ・アカルはこの見解を否定した。「クレリ士官学校の校舎は国防省によって使用され、国防大学で学ぶ士官学生たちによって使用され続けるだろう」と述べた。


■校舎で教育が始まった

校舎の行く末について関心がもたれていた中、国防大学は校舎での教育を開始したと伝えた。国防大学のウェブサイトの発表では、2022-2023年の学期において、校舎では外国語高等学校の教育が実施されると述べられた。発表においては次のように伝えられた。「クレリキャンパスで開設される外国語高等学校において、軍事学校に合格した学生が外国語の準備クラスに参加する予定である。」
クレリキャンパスで、11月10日に行われた開所式は、国防大学学長のエルハン・アフィヨンジュも列席の下、開催された。国防大学の公式ウェブサイトからも発表された。また、国防大学陸軍学校本部の公式ホームページでも、クレリキャンパス本部の写真が掲載された。


■第一歩が踏み出された

ジュムフーリイェト紙に情報提供した国防省関係筋は、クレリ士官学校の校舎が再びトルコ国軍に付与されることについて、関心を持つ世論が望んでいたこと、そして外国語高等学校がこの過程の第一歩となると述べた。
クレリの士官学校の校舎は、イェニチェリ軍の廃止(1826年)の後、マフムート2世によって建設された。このときより現在まで、校舎は何度も改築や火災に見舞われ、7月15日のクーデター未遂まで士官学校として機能していた。歴史ある校舎では、イルケル・バシュブーからイシュク・コシャネルまで、多くの参謀本部長を輩出した。


同じジャンルの記事を見る


翻訳者:梅藤琴美
記事ID:54550