イスラーム国:報道官が3代目「カリフ」の死亡を発表(3)

2022年11月30日付 al-Mudun 紙

■「ダーイシュ」(イスラーム国)は「神の敵らに屈辱を与えている」指導者が殺害されたと発表

【本紙】

2019年にイスラーム国の「カリフ制国家」の殲滅が発表されて以降、米国軍および米国を筆頭とする国際有志連合は潜伏するイスラーム国の指導者らを追跡している。また両軍は時にシリアで、イスラーム国に所属していた疑いのある要員らに対する襲撃、急襲作戦、降下作戦を実施している。

その後2019年10月26日から27日にかけての夜、シリア北西部のイドリブ県で米国の軍事作戦によってイスラーム国の初代指導者であるアブー・バクル・バグダーディーが殺害されたことにより、同組織の敗北は決定的となった。

米国は同様に2022年2月、シリア・イドリブ県でシャーム解放機構の支配下に置かれている領域で、イスラーム国の2代目指導者であるアブー・イブラーヒーム・クラシーを殺害したと発表した。

2022年7月には、米国はシリア国内で活動するイスラーム国の司令官であるマーヒル・アカールをドローン爆撃により殺害したと発表した。

様々な国籍を持つ数千人の人々が、イスラーム国に所属していた容疑でイラク国内の刑務所、あるいはシリア国内のクルド系部隊の刑務所に拘留されている。

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翻訳者:萩原優太
記事ID:54567