エルサレム:ユダヤ教の「ハヌカー」祭の期間中に、数十人のイスラエル人入植者がアクサー・モスクに乱入

2022年12月21日付 al-Quds al-Arabi 紙

■数十人のイスラエル人入植者がアクサー・モスクに乱入

【占領下エルサレム:アナトリア通信】

ユダヤ教の祭り「ハヌカー」4 日目にあたる水曜日、数十人のイスラエル人入植者が、イスラエル警察に警護されてアクサー・モスクに押し入った。

エルサレムのイスラム・ワクフ局は声明で、「159 人の入植者が、イスラエル警察が警護する中、アクサー・モスクに乱入した」と発表した。

ズフル(正午過ぎ)の祈りの後、さらに多くの入植者がモスクに突入すると予想される。

ワクフ局によると、イタマール・ベン・グヴィール党首率いる極右政党「ユダヤの力」のズヴィカ・フォーゲル国会議員も乱入に加わったということだ。

フォーゲル議員は、11月の初めに新しく選出されたクネセト(イスラエル国会)メンバーでは初めてモスクに突入した。

ワクフ局は、「イスラエル警察が乱入者たちをモスクから連れ出す時、乱入者の中には踊ったり地面に横たわったりユダヤの宗教的儀式を行う者もいた」と述べた。

イスラエルの右翼グループは、日曜日から1週間続くユダヤ教の「ハヌカー」祭の期間中に、大規模なモスクへの襲撃を呼びかけていた。

通常、モスクへの侵入はユダヤ教の祝日に頻度が増す。ファジュル(朝)とズフル(正午過ぎ)の後、モスクの西壁にあるマグリブ門(モロッコ門)から、イスラエル警察に護衛され、保護されながら行われる。

イスラエル警察は、エルサレムのイスラム・ワクフ局からの度重なる非難にもかかわらず、2003 年から入植者の侵入を認めている。


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翻訳者:加島由紀音
記事ID:54701