■イスラエルはガザのキリスト教徒によるエルサレムおよびベツレヘムの聖地への訪問を阻止
【ガザ:本紙】
12月末、世界中のキリスト教徒はクリスマスを祝うために、エルサレムやベツレヘムを訪れる支度をする。しかしあらゆるキリスト教宗派に属するパレスチナ人の大多数が、宗教行事のためにエルサレムやヨルダン川西岸地区(以下、西岸地区)の教会を訪れることを禁じられている。イスラーム教徒であれキリスト教徒であれ、パレスチナ人に対する占領国イスラエルの侵害が続いており、特にガザ地区の住民は西岸地区やエルサレムへの移動の際に絶えず苦難に直面しているのである。
イスラエル占領当局は今月初め、ガザ地区内に居住する200人近くのキリスト教徒に対し、クリスマスの祝祭に参加し宗教的儀式を執り行うことを目的にエルサレムやベツレヘムの聖地を訪れるための出国許可書の発行を取りやめた。祝祭や親戚や友人との対面を望むキリスト教徒の住人の要求を無視しているイスラエルに対して、怒りが生じるなかでの出来事である。
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