UAE:学校のカリキュラムにホロコースト学習を導入

2023年01月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アラブ首長国連邦はユダヤ人迫害についての学習をカリキュラムに組み込むことを発表した

【ナザレ:本紙】

占領者(イスラエル)側がアクサーモスクの聖域への侵入し、パレスチナの民衆に対する攻撃と脅迫がエスカレートしたのと時を同じくして、アラブ首長国連邦(以下UAE)はユダヤ人迫害(ホロコースト)についての学習を国内の学校でのカリキュラムに組み込むことを日曜日(8日)、発表した。また、関係正常化サミット「ネゲブ・サミット」に参加するためイスラエルの使節団がアブ・ダビに到着する。

世界的なシオニスト・チャンネル「i24」は、手始めにアラブ世界で最初にして唯一のホロコースト博物館がドバイに設立されたと述べている。また、在アメリカ合衆国UAE大使館はイスラエルのヤド・ヴァシェム・センター(占領下のエルサレムにあるホロコースト博物館)の支援を受けて、カリキュラムにホロコースト学習を取り入れるという意向を表明した。

さらに同チャンネルは、アメリカ合衆国大統領ジョー・バイデン氏が個人的に、国内で台頭している「反ユダヤ主義」の問題を取り上げ、この問題を封じ込め、その原因に対処するためのあらゆる手段を講じるよう呼びかけたことを再度報じた。そして、大統領が、最近、国内で台頭する「反ユダヤ主義」との戦いにおいて、沈黙したままでいることはないと誓ったことを指摘した。彼は、ユダヤ教徒の光の祭典「ハヌカ」の第2夜に招待客が火を灯したユダヤ教の伝統的な燭台の傍らに立って以下のように言った。「常態化したこれらの卑劣さや悪意がもたらすあなた方の恐れ、傷、不安を私は認識していています。沈黙は共犯です。我々は沈黙したままでいてはなりません…私は黙っていません。アメリカは黙っていません。」

(後略)


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翻訳者:宮元万緒
記事ID:54785