シリア:南部で座り込み。政権はヨルダンとの国境に第4師団を展開

2023年01月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スワイダーで座り込み。シリア政権はヨルダンとの国境に第4師団を展開

【ダマスカス:本紙】

シリア南部のスワイダー県で2か月続けて、シリア政権の政策に反対し、政権打倒と県の治安、政治、経済危機の解決を要求する広範囲な大衆運動が生じている。市民は、市の中心部での座り込み再開の呼び掛け後、月曜日に抗議運動を再び始めた。一方政権は、貨幣、物資、商品の密輸を防ぎ、為替レートの調整と国境保持を援助するという口実の下、合法および違法な国境検問所と公式の国境検問所で「軍事、空軍、国家安全保障、政治治安」の4つの治安部門が協力し、大統領の弟のマーヒル・アサドが率いる第4師団を再派遣する決定を発表した。

地元の情報筋は本紙に「スワイダー市の市民は『国家の責任放棄』を非難し、座り込みを再開した」と伝えた。また、運動の主催者は、「呼び掛けは続いており、社会のあらゆる分野の人々、勢力、団体に開かれている」と強調した。スワイダー市で数十人が、経済状況の悪化を非難し、政治的変化を要求するフレーズやイラストが描かれた横断幕を掲げて無言の座り込みを行う様子を写した複数の映像が公開された。
(後略)


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翻訳者:坂上晴郁
記事ID:54836