イラク:同時期にバグダードを来訪する政敵たち(2)

2023年01月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ホワイトハウス特使とゴドス軍団司令官が、イラクでの「政治的影響力」をめぐる米国・イラン間の競争のさなか、同じ週にバグダードを訪問

【ワシントン:本紙】

マクガーク調整官は、月曜日にアモス・ホッホシュタイン米国務省エネルギー問題担当特使と共にバグダードに到着した。両者はその前にヨルダンを短期間訪問し、同国国王のアブドゥッラー2世と面会していた。

首相官邸から発表された声明によると、スーダーニー首相は米高官らに対し、自政権が、「イラク国民の利益を保証できるように」友好国との協力関係を強化することを求めていると伝えた。

一方在バグダード米国大使館は、この際マクガーク調整官が「バイデン大統領は米国のイラクとの戦略的関係を重要視している」と強調し、「(バイデン)政権はエネルギー、インフラ、環境分野におけるイラク政府の改革を支援する用意ができている」と伝えたことを明らかにした。

さらにマクガーク調整官はスーダーニー首相に対し、米国が「対『ダーイシュ』(イスラーム国)戦に際して、イラク軍に助言の提供、強化および支援を行っており、ダーイシュがイラクとシリアで再興することはできないことを確実化することに取り組んでいる」と伝えた。

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翻訳者:萩原優太
記事ID:54849