ソマリア:中部の街ガルカドをアッシャバーブの支配から解放

2023年01月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ソマリア国軍は新たな街をアッシャバーブの支配から取り戻したと発表

【モガディシュ:アナトリア通信】

ソマリア国防省は月曜(16日)、アッシャバーブの支配下にあった中部の街を新たに取り戻したと発表した。

これは、ソマリアのアブドゥルカーディル・ムハンマド・ジャーミウ国防相が政府系ラジオ局「ラジオ・モガディシュ」に向けて発出した声明の中で明らかにされた。

ジャーミウ国防相は「ソマリア国軍は今朝、中部に位置するガルムドゥグ自治州ガルグドゥード地区のガルアド市をアッシャバーブの支配から取り戻した」と語った。

なお、同相はこの衝突における人的被害については一切言及しなかった。

治安関係筋によると、ソマリア国軍はガルムドゥグ自治州内のアッシャバーブ支配下にある地域に対して圧力をかけ続けており、国軍がガルカドを取り囲む村や町を制圧したことが、7年間この地域を支配していたアッシャバーブの撤退につながったという。

ソマリア国軍がガルカドの取り戻したのは、アッシャバーブによる中部にある国軍や政府の拠点を狙った自爆テロの数時間後のことだ。なお、第一報によると兵士1人を含む2人が殺害されたという。

去年7月以来、ソマリア国軍と不足の武装組織は中部においてアッシャバーブに対する軍事作戦を開始し、当局は当地域の多数の街の支配を取り戻したことおよびアッシャバーブの戦闘員数百人の殺害を発表した。

ソマリアは数年来、2004年初頭に設立されたアルカーイダのイデオロギーに追随する組織アッシャバーブに対する戦争に着手しており、数百人を殺害した多数のテロ行為を実行した。


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翻訳者:上野瞭太
記事ID:54864