モロッコ:政府が総額285億モロッコ・ディルハムの投資プロジェクトを承認

2023年01月30日付 al-Quds al-Arabi 紙

■モロッコ政府は投資プロジェクトにより創出される雇用数を公表する

【ラバト:本紙】

モロッコ政府は総額285億モロッコ・ディルハム(MAD)以上の投資プロジェクトに関する12の協定と14の付随書を承認し、それにより10259人の直接雇用と33418人の間接雇用が創出されると発表した。

『クドゥス・アラビー』紙が入手した政府発表によると、承認された投資プロジェクトのトップは高等教育部門、次いで生産部門、そして観光部門である。

雇用機会の創出に関しては、高等教育部門が第一位で、1560人の直接雇用が見込まれている。次いで商業(貿易)・不動産部門、そして観光部門の順である。

また、国家資本によるプロジェクトは予測される投資額の96%を占め、約275億MADである。

このために、モロッコのアジーズ・アフヌーシュ首相は第87回投資委員会で議長を務め、投資を社会的・経済的開発の原動力にするという国王の指示を実行するための、投資活性化に向けての構造改革の重要性とモロッコで起きたあらゆる分野の大変革に対応する必要性を示唆した。

そして首相は、投資を奨励する改革ワークショップ推進のために政府がとった一連の措置、特に(投資)手順の簡素化とデジタル化、行政の地方分散、土地(不動産)へのアクセス緩和、さらに都市化の改善などを高く評価した。

また、これらの体系的なワークショップは、モロッコの競争力と魅力を高め、モロッコが魅力的な投資先となるための信頼の風土醸成の促進に貢献すると断言した。


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翻訳者:半田桃香
記事ID:54923