ゲンチ会長は、ハサン・ゼンギンという名前の協会員の娘が「宗教」の授業を免除されるよう要求して訴訟を起こした。その訴訟が棄却された後に、この件をヨーロッパ人権裁判所に持ち込み、(議論が)始まった。
ジェム財団のヨーロッパ・コーディネーターであるアリシャン・フズルは、ゲンチが訴訟の中で「アレヴィーの信仰がイスラムの枠外にある」と弁論したことについて、これが認められれば、ローザンヌ条約の基準にしたがいアレヴィー信徒が「マイノリティー」としての地位が承認されるようになるとの見解を示した。「訴訟を起こした人々は、マイノリティーになろうと働きかけている」とも彼は語った。
■「EUでさえも、我々は非難した」
ゲンチはといえば、「マイノリティー」議論を持ち出した人々は、「思慮を欠いてアレヴィーの信仰を侮辱した」と反論した。またアレヴィーの信仰が「イスラムの枠内にあるのか、枠外にあるのか」ということについては、それぞれが異なった信念を持ちうるだろうと話した。そして「アレヴィー信徒をマイノリティー扱いしたEUでさえも、我々は非難した。アレヴィー信徒は共和国の基本的な構成員であり、設立者である」とも語った。
アレヴィー・ベクタシー連合副会長のアリ・ケナンオウルも、必修の「宗教」の授業がアレヴィー信徒の信条と関係の無い要素を含んでいる点では、全アレヴィー組織が同一見解であると述べた。また、ケナンオウルは次のように語った。
「議論を我々に向けて挑発しているのだ。アレヴィー信徒の憲法上の権利と要求は、EUによってもマイノリティーの問題に押し込められた。持論を持ち出した人たちも、同じ罠にはまりこんだ。」
URL: http://www.milliyet.com.tr/2006/11/19/siyaset/siy03.html
(翻訳者:丹羽貴弥)
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