■国家安全保障会議でも言明
世界の大国のいくつかはレバノンに軍隊を派遣しないのに、トルコは派兵のために背中を押されたと語ったセゼルは、トルコの国益にかなわないためレバノンに軍隊を送ることは望ましくないという見解を示した。
セゼル大統領は、国連安全保障理事会がレバノンの停戦に関して採択した第1701号決議は「良い意図を持つ決議」ではないと述べ、レバノンに配備される見込みの1万5千人の暫定軍の任務に関する消極姿勢を口にした。
大統領は、トルコが軍隊派遣問題で早期に意見がまとまったことを挙げ、このことは正しくなかったと述べた。トルコ自身が安全保障上の問題を抱えていることを強調する諸外国の、テロ組織PKKとの闘争に対する態度を思い起こさせ、トルコも外国へ軍隊を派遣しないことが必要であると述べた。
大統領はこの見解を、8月21日に開かれた国家安全保障会議でも述べたと語った。セゼル大統領は、イラク大統領ジェラル・タラバニのトルコ訪問を望んでいないことも明らかにした。
タラバニのトルコ訪問に関しても態度を明確にしたセゼル大統領は、タラバニがこのような状況下で来ることは正しいことではないと語った。
URL: http://www.yenisafak.com.tr/politika/?t=26.08.2006&q=1&c=2&i=2724&Devir/teslimde/Lübnan/tartışması
(翻訳者:林 奈緒子)
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