アッラーウィー氏がイラク救済計画提案へ、サドル派など諸勢力と協議
2007年06月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ アッラーウィー氏がイラク救済計画の採択を呼びかけ
■ マーリキー首相、「アッラーウィー氏の行為は安定を揺るがし、政府打倒を狙っている」と非難
2007年06月01日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【バグダード:本紙ディヤーウ・アル=サーマッラーイー】
イラク国民ブロックの関係筋が明らかにしたところによれば、同会派を率いるイヤード・アッラーウィー氏は、政治局面で不測の事態が起きた場合にイラクを救済する国民的な計画を提案しようとしているという。
イラク国民ブロック所属のイッザト・アル=シャーバンダル議員は、「同計画が出て来たのは、ヌーリー・アル=マーリキー政権が治安問題への対処に失敗し、政治プロセスの進路を修正することもできないだろうとの予測からである」と述べた。
ヌーリー・アル=マーリキー首相は、「わずかな期間イラクを統治した人物」との表現で元首相[アッラーウィー氏]について、治安情勢を揺るがしイラク国民を引き裂こうとしている、と非難した。マーリキー首相はアッラーウィー氏の狙いについて、「たとえ無辜の人々の死体の上を乗り越えてでも」支配者の椅子に到達することである、と述べた。
アッラーウィー氏が率いる「国民合意運動」の幹部らによれば、アッラーウィー氏はクルド系政党の一つやイラク合意戦線、サドル派、ファディーラ党、その他野党諸勢力のメンバーらに対して救済計画を採択するよう説得するためにコンタクトを行っており、一部の武装グループの代表に対して政治プロセスに参加するよう促す活動も行っているという。アッラーウィー氏が率いる「国民合意運動」から分離した「国民協会」のメンバーであるイブティサーム・アル=アウワーディーは、イラク国民ブロックのリーダーであるイヤード・アッラーウィーとサドル派幹部との間で協議が行われていることを明らかにした。アウワーディー氏は協議が前向きなものであり、双方の見解の歩み寄りが見られたとの見方を示し、この協議はサドル派が内閣から離脱した後に始まったことを明らかにした。
一方、国会内のサドル派のリーダーであるナッサール・アル=ルバイイーは、サドル派と「イラク(国民)ブロック」の間で個人レベルでの対話が行われていることを否定していない。ルバイイー議員は、サドル派と「イラク(国民)ブロック」のリーダーであるアッラーウィー氏の間で歩み寄りがあった可能性を否定しなかったが、自分はどのような新たな連合にも参加することはないと強調した。
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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:11083 )