トルコ大国民議会で、クルド語newroz(ノールーズ)の単語を含む案件、初の審議
2008年04月13日付 Milliyet 紙

民主市民党(DTP)議員の出した提案にある「newroz」という表現が法律に反しているにも関わらず処理された。

クルド語が、法的に禁止されているにも関わらず、トルコ大国民議会の文書で公的に処理された。民主市民党(DTP)の議員が提出した調査案でnevruz(新年の最初の日;春分の日に当る)という単語が、クルド語で使われる形で「ノールーズnewroz」と書かれた。トルコ大国民議会の職員は差し戻すことが必要な提案を、公的な処理に置いた。提案はトルコ大国民議会の総会で読み上げられた。

DTPの議員たちは、春分のお祝いで起こった事件を議会が調査するために、2008年4月1日と3日に2度の提案を行なった。最初の提案には、DTPのファトマ・クルトゥラン会派代表代理と仲間たちの署名がされており、「ヴァンでのノールーズの祝いも含む最近増えた不均衡な武力行使とこの結果起こった死、人権侵害、この人権侵害に対する責任とこの種の事件の再発防止のため採られる措置を確認するため、調査委員会の設置が有益であると信じている」と述べられた。

■ 多くの箇所に現れた

「ノールーズ」という言葉はこの提案で突如多くの箇所に現れた。DTPの議員たちは、2008年4月3日の提案で同じ主張を再び議会の議事事項に持ち出す一方、今回は議会の調査が全てのノールーズの事件を含むことを望んだ。

DTPのセラハッティン・デミルタシュ会派代表代理と仲間たちの署名がされた提案で、「ノールーズ」という言葉が再び突如多くの箇所に現れた。

■ 日付と番号がつけられた

DTPの提案は2つともトルコ大国民議会の議長府と法制局によって公的な処理に委ねられた。トルコ大国民議会の職員たちは、「ノールーズ」という表現のため差し戻される必要がある2つの提案に関し、それぞれ「2008/1284」と「2008/1286」といった形で日付と番号をつけた。

提案は議長府と法制局によって公的な処理に委ねられ、エユプ・ジェナプ・ギュルプナル議長代理が2008年4月9日と2008年4月10日に執り行った各総会で読み上げられた。

■ 公的な処理は行なえない

提案は順番が来たときに審議されるように総会の議事日程に入れられた。未だ効力のある文字改革法によると、トルコ語のアルファベットにない文字を使用して全く公的な処理を行なうことはできない。トルコ大国民議会法制局の責任者は、本紙のこの話題に関する問いに次のように答えた。

「この話題は思案せねばならなかった。ここに間違いがある。憲法と関連する法律によると、トルコ語にない文字と単語で書かれた文書は公共の組織で処理することはできない。これについては罰則がある。こうした単語が使われた。このことは思案され、話し合われなければならなかった。しかし、そうはならなかった。」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:13570 )