水戦争、イスタンブルで始まる―世界水フォーラムへの抗議
2009年03月17日付 Radikal紙

2万3千人が参加する第5回世界水フォーラムがイスタンブルで開催する一方、会場内外で抗議活動が行われた。デモ隊はささいな理由で放水を受けた。ギュル大統領は、2年後トルコは水不足になりうると述べた。

トルコが3年間準備していた「第5回水フォーラム」が昨日(16日)開催された。会場内で指導者らが「水に関する連合」を呼び掛け、外では抗議活動が「水は生命である、売買されえない」とのスローガンを掲げていた。アブドゥッラー・ギュル大統領は「対策を講じなければトルコは2010年以降、水不足の限界点を下回りうると試算している」と述べた。

世界各国での事前集会に続き、3年に1度行われる「第5回世界水フォーラム」がイスタンブル・ストゥルジェ文化センター」で開催されるにあたり、来賓は滞在したチュラーン宮殿からストゥルジェまで船で移動となった。フォーラムの開幕には多くの政府代表者および129の国々から高官が参加した。ギュル大統領は、会場にイラクのタラバーニ大統領と共に来場した。スピーチでは「水に関する連合」との呼びかけがなされた。


■ ギュル大統領:みな環境尊重派である

「水は生命だけではない、同時に文化である」と述べギュル大統領は、スピーチで次のように続けた。「必要な対策が講じられなければトルコは2010年以降、水に関する不足の限界点を下回りうることを試算している。手元にある数字は、残念ながら心配を与えるものである。今日世界において約10億人が清潔で安全な飲み水を確保できていない。過去には環境尊重派となることは政治選択のひとつとして認知されていたが、もはや我々はみな環境尊重派とならざるを得ない。」

 世界水会議のルイ・フォション議長は、「簡単に水を手にする時代が過ぎ去ったのを認める必要がある。水に対して働かれる悪影響や、気候変動、水資源の減少の責任は私たちにあるのだ。我々が直面しているのは、重大な挑戦でありジレンマである。水を利用することと水を守ることだ」と述べた。フォション氏は「すばらしい、トルコ」と述べることでスピーチを終えた。

第5回世界水フォーラムの事務局長を務めたオクタイ・タバサラン教授はフォーラムに参加した一人一人のために環境森林庁によって苗木を植えると述べた。日本の徳仁皇太子は「今日もはや水問題は専門家だけによってではなく、すべての国や国際的な指導者によって議論される事態となった」と語った。

フォーラムがストゥルジェ文化センターで行われる一方で、近くのベイオール裁判所の前は抗議活動の舞台となった。「水の商業化に反対プラットフォーム」のメンバーは「水は生命である、売られてはならない」と書いたポスターを手に会議会場にまっすぐ行進し始めた。グループに警官が、催涙ガスを用い妨害した結果、騒動となった。17名が拘束された。抗議活動には外国人数名も参加していた。この最初の妨害の後プラットフォームのメンバーが再集結した。警官は再び厳しい妨害活動を行い、20名以上が拘束された。

フォーラムの一環で小規模の首脳会談も行われた。ギュル大統領主催でチュラーン宮殿にて行われた首脳会談にイラクのジャラール・タラバーニー大統領、モナコのアルベルト2世王子、タジキスタンのイマムアリ・ラフモン大統領、ツバルのアピサイ・レレミーア首相、モロッコのアッバス・エルファシー首相、キルギスタンのイゴール・チュディノフ首相、韓国のハン・スンス首相、オランダのヴィルレム・アレクサンダー皇太子、日本の徳仁皇太子、日本水フォーラム議長の森喜朗、国際連合の事務総長補佐、経済協力開発機構OECDのアンヘル・グリア事務総長、ユネスコの松浦晃一郎事務局長が参加した。

世界水評議会によって第1回は1997年モロッコで開催され、3年に一回行われるフォーラムに192カ国から23273名が登録している。1000以上の新聞記者が参加した。トルコはフォーラムに1750万のユーロの資金援助をおこなった。23のテーマで100を超えるセッションが行われる予定である。24の会社がフォーラムのスポンサーとなった。

【後略】

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(翻訳者:栗林尚美)
(記事ID:16013)