ムバーラク意識不明と「アル=マスリー・アル=ヤウム」紙伝える
2011年02月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■「アル=マスリー・アル=ヤウム」:ムバーラク意識不明

2011年2月14日

【カイロ】

「アル=マスリー・アル=ヤウム」紙が火曜日、複数の消息筋から伝えたところによると、辞任したムバーラク(前)大統領はシャルムッシェイフの滞在先で、土曜の夜以来、意識不明の状態にあるという。
またムバーラクは医師の手当てを受けているが、国内国外を問わず病院への移送先は決まっていないという。

ムバーラク(82歳)は去年3月にドイツのハイデルベルクで胆嚢と十二指腸のポリープ摘出手術を受け、その後も精密検査や予防的治療を受けていた。

エジプトの複数の消息筋が、次のように伝えている。ムバーラクはその精神状態の悪化に加え、健康状態も急激に悪くなるなかで、人生の最後の日々をシャルムッシェイフの療養所で過ごすことになる可能性があると。

また、ここ数年、高齢のため複数の病を得、多くの手術を受けてきたムバーラクは、薬を飲むことを拒否するととともに、医師の診断を受けることを拒否していると伝えている。

ムバーラクの側近筋によると、その健康状態、精神状態は明らかに悪化の一途をたどっているということである。

移行政府の首相であるアフマド・シャフィークは日曜、ムバーラクは今も、「その瞬間も」シャルムッシェイフにいると確認している。

また日曜には「アフバール」紙が、大統領官邸で(退陣を発表した)木曜に激しい対立が起きたことを報じているという点にも指摘があった。

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( 翻訳者:八木久美子 )
( 記事ID:21498 )