ハマース、和解に関するアッバース大統領の声明を歓迎
2011年09月26日付 al-Hayat 紙

■ハマース、和解に関するアッバース大統領の声明を歓迎

2011年9月26日『アル=ハヤート』

【ダマスカス:本紙】

ハマースの政治局メンバーであるイッザト・アッ=リシュク氏は、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領が出したパレスチナの民族和解と対話に関する声明を同組織は「歓迎する」と述べた。同氏は昨日〔25日〕ダマスカスで出した声明の中で、「我々はハマースの中で再三、シオニストの占領やその人種差別政策に対峙する上で包括的な民族的戦略を策定するために、パレスチナ内の対話が重要であると確認してきた。我々は度々、内部和解がこのような対話によってもたらされるとみなしてきた。また内部和解が、パレスチナの民族的郷土を再建し、民族的権利の堅持に基づいた我々の努力を統一する上での入り口になると考えてきた」と述べた。

さらに、「言うまでもなく、我々はパレスチナ内の対話に関するアッバース大統領の声明内容を歓迎する。我々は何度もこの対話を呼びかけてきた。また、民族和解に着手して以来、民族的対話の必要性や、特に政治的見解と立場といったあらゆる課題に関する見解を一致させる必要性を強調してきた」と付け加えた。

同氏はまた、今月17日に出されたハマースの声明に言及したが、同声明は次のように呼びかけている。「ラーマッラーの自治政府指導部、ファタハ、パレスチナ人の全勢力や諸派の同胞に、民族全体が合意するパレスチナの民族的闘争戦略に到達するために、対話と深いレベルでの政策の見直しを呼びかける。『抵抗』を筆頭にあらゆる力の切り札を戦略の基礎に集結させることで、真の意味で自決権を達成し、シオニストの占領から我々の土地と民族的権利を奪い返すことができるようになる。神の思し召しがあらんことを」。

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24089 )