エジプト:原発建設計画の継続を発表
2012年09月03日付 Al-Ahram紙


■バルバア電力・エネルギー相:エジプトは電力生産の限界に対処するために原子力計画の実施を継続すると発表

2012年9月3日 日曜日 『アル=アハラーム』

【本紙:マトルゥーフ県:アッ=サイイド・ヒガージィー】

ムハンマド・ムルシィー大統領は、原子力発電所機構が作成したアッ=ダバア(マトルゥーフ県北西部の町)問題に関する詳細な報告書を、数日内に検討することになった。これに先立ち、マフムード・バルバア電力・エネルギー相が昨日、アッダバア町での原子力発電所建設に向けた政治的承認に備えて、ヒシャーム・カンディール首相に同報告書を提出した。

バルバア大臣は、「枯渇が見込まれる既存の発電エネルギー源には限りがあることから、エジプトは原子力計画の実施を継続する。一方、太陽光と風力という再生可能エネルギー源は経済的な条件を満たしてはおらず、原子力発電所によるエネルギー生産は急を要する案件となった」と述べた。そして、原子力発電所の建設のために電力部門が実施した措置や、国際的なコンサルタントが必要な調査にあたった23地域からの用地選出方法ついても言及した。

 さらに同相は、原子力計画の策定や原子力発電所の建設に関する基本的な調査に関して技術支援を受け、2030年までのエネルギー計画を合同で検討することで、電力部門とIAEAが合意したと表明した。

同様に電力部門は、放射線と原子力に関わる活動を整備する法律を2010年3月に公布し、同部門の実施規定の公表と、内閣直属の放射線・原子力監査機関の設立も行った。また、立地調査もすでに完了し、23地域の中からアッ=ダバアが最適であるとして選ばれた。

原子炉4基の総量は6000メガワットに及ぶ。職員の訓練はIAEAおよびフランス、アメリカ、ロシア、韓国、中国からの国際共同出資者との協力ですでに行われ、技術的な調査や仕様の検討も終了している。一つ目の原発の入札に関する全般的な条件および契約条件についての見直しが国家評議会で行われ、本入札は2011年2月から世界に向けて公開する準備ができている。

 報告書では、アッ=ダバアの建設用地を一部の住民が襲い、門前で座り込みを行って職員の出入を妨げた件についても説明されている。用地と内部の重要施設を保全する措置を取るよう、関係各方面に指示が出されたが、2012年1月13日には、多数の住民が現場の警備隊と衝突して侵入し、22キロメートルに渡って延びる外壁を破壊した。彼らは土地の権利を要求し、原子力発電所を建設するなと脅迫した。彼らの農地と、既成事実作りのために彼らが建てた建造物については、すでに補償が支払われている。

(後略)

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:西舘康平)
(記事ID:27515)