エジプト:スィースィー氏が大統領選に立候補
2014年03月26日付 al-Hayat紙


■エジプト大統領選に出馬するアブドゥルファッターフ・スィースィーとはいかなる人物か?

【カイロ:ロイター、本紙】

国軍司令官およびエジプト国防相を務めるアブドゥルファッターフ・スィースィー元帥は現職を辞任し、数か月中の実施が決定されている大統領選に立候補した。エジプト国営テレビによって中継された声明のなかで、同元帥は、エジプト国民の望みに応えて立候補を決意したと語り、「兵士は祖国のために尽くす」と述べた。

スィースィー元帥は、「エジプト国民の使命はエジプトを取り戻し、建設することだ」と強調。「エジプトはいかなる地域的・国際的な主体にとっての遊び場でもない」「いかなる者にもエジプトの問題に介入することは許されない」と述べた。

有権者データベースに自身の名前を登録するためにスィースィー元帥は政府の役職を辞職し、軍人の肩書きを放棄しなければならない。これは立候補のための必須条件となる。また軍人には、軍に従事している間は投票や立候補が認められない。これは警察官についても同様である。

アブドゥルファッターフ・サイード・スィースィー氏(59)は2012年8月に「ムスリム同胞団」に所属するムハンマド・ムルスィー前大統領により国防大臣に任命される以前は一般に知られていなかったが、2013年7月に国民のムルスィー政権への街頭抗議行動を受けてムルスィー氏の解任を発表すると、「広範な人気」を勝ち取った。スィースィー氏は、軍事諜報機関の指揮をとり、またサウジアラビア王国で軍の随行員を務めるなど指導的な役割を果たしたのちに軍の幹部に登りつめた軍人である。台頭した同氏はフスニー・ムバーラク元大統領の時代に20年間にわたって国防大臣の職を務めたフサイン・タンターウィー元帥の後を継いだが、当時彼は軍評議会の中で最年少であった。タンターウィーは、2011年の民衆蜂起によるムバーラク打倒後の「混乱」に特徴づけられる16か月の間エジプトを指揮することとなった軍最高評議会の議長となった。タンターウィーは「エジプトで初となる自由選挙」と言われた大統領選挙の結果を受け、2012年6月30日にムルスィーに権力の座を譲った。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:前田悠作)
(記事ID:33333)