シリア:「ダーイシュ」がサイクス・ピコ協定で定められた国境を廃止
2014年09月01日付 al-Hayat紙

■シリア:「ダーイシュ」がサイクス・ピコ協定で定められた国境を廃止

【ロンドン・ワシントン・ベイルート:本紙、ロイター、AFP】

「イスラーム国」(ダーイシュ、IS)は、シリア・イラク国境上を「ユーフラテス県」と宣言することにより、1916年のサイクス・ピコ協定が定めた同国境を撤廃するためのさらなる手段を取った。一方米国では、ホワイトハウスが数日以内にバラク・オバマ大統領によるシリアの「イスラーム国」への対応戦略を発表すると報道されている中、米国の議員複数名が同大統領のシリアの同組織への対応を「慎重すぎる」と非難している。シリアでは政府軍の空爆により、過去3日間で子供42名以上が殺害された。

「シリア人権監視団」が伝えたところによると、6月にカリフ制を宣言した「イスラーム国」は、シリアとイラクにまたがる地域を「ユーフラテス県」と制定することを宣言した。また、同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、「シリアのブーカマール市とイラクのカーイム市、およびそれらに隣接する村々を1つの県に合併し、ユーフラテス県という名に定めた」と述べた。旧国境上ではブーカマール市はシリア側、カーイム市はイラク側である。

同代表は、前世紀初頭、第一次世界大戦中の英国とフランスの合意であるサイクス・ピコ協定が、現在の中東諸国の国境を定めたことに触れ、ダーイシュは「そのサイクス・ピコ協定で引かれた国境をなくそうとしている」と述べた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:飯塚遥奈)
(記事ID:35240)