トルコ:労働を余儀なくされるシリア人難民の子供たち
2014年11月13日付 al-Hayat紙


■シリア人難民の間で子供が労働に従事

【イスタンブール:ラナー・イブラーヒーム】

10歳のシリア人、イスマーイール少年の父は、息子をイスタンブールにあるシリア人の学校に通わせることができなかった。学費を分納できなかったためである(学期ごとに平均100ドル)。そして、イスマーイール君を、貧困地区にある自宅近くの縫製工場で働かせる方を好んだ。彼の両親の生活費用を工面し、また、トルコでの生活の苦労を助けるためである。イスマーイール君は、朝9時から夜6時まで働き、月々400トルコ・リラ(200ドル未満)を稼いでいるが、この異国の地で、学術的な証明書が生活の糧を得るのに役に立たない以上、その仕事によって将来立派な職を得ることができるだろうと納得している、あるいは両親がそのように彼を納得させている。

このように、イスマーイール君や他のシリア人の子供たちの苦しみは、故郷から離れている寂しさの中で倍増し始めた。新しい国は、一方では安価な教育の機会を保証せず、過酷な重労働によっては彼らに、日曜1日の休みしか与えず、町の片隅で同年代のシリア人やトルコ人の子供たちとのボールで遊んでいるイスマーイール少年を食い物にしている。

アフマド・ラワース少年(13歳)は、一家で避難中という状況をうけて、トルコのレストランで朝9時から夜9時まで働くことを余儀なくされている。彼は食事の注文を取り次ぎ、レストランの机を拭き、食事を運ぶ。そして彼は小さな自分の家に疲れ果てて帰る。しかしながら、月々1,200トルコリラの彼の賃金は、母と4人の兄弟からなる家族を養うためにどうしても必要である。アフマド少年は時々、病気や激しい疲労のために仕事を休むが、その結果、事業主はその日の賃金(40トルコリラ)を彼の月末の給料から差し引く。それゆえアフマド少年は病気と疲労を嫌がり、目の前の責任と必要性にかられて、次の日も働き続ける。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:細谷文乃)
(記事ID:35860)