モロッコ・スペイン:スペインとモロッコで「テロリスト」7名を逮捕
2014年12月17日付 al-Hayat 紙

■スペインとモロッコで女性をリクルートしたテロリスト7名を逮捕

【ラバト:ムハンマド・アシュハブ;マドリード、シドニー:AFP、ロイター】

スペイン内務省は昨日(16日)、国内とモロッコにおいて7名の人物を逮捕したと発表した。これらの人物は、女性をリクルートし、シリアとイラクに派遣して「イスラーム国」(ダーイシュ)に加入させようとしたとして取り調べを受けている。

バルセロナと、スペインの飛び地となっているセウタ、メリリャ、またセウタから2キロメートル離れているモロッコのフニディク市において、未成年者1名を含む女性4名と男性3名が逮捕された。

同省は、テロの脅威と対決するための予防策の枠組みのなかで、スペインの治安当局との調整のもと、モロッコ領監視総局と協力したうえで、作戦が実行されたと明らかにした。

同省はまた、「この細胞組織のメンバーには、モロッコ国内でテロ攻撃を計画しているダーイシュのモロッコ人司令官との結びつきがある」と指摘し、イラクのスペイン大使が先月半ば、スペイン人約100名がイラクとシリアの「ジハード主義民兵組織」の隊列に加わっていると発表した、と述べた。

この数字は、フランス人やイギリス人、ドイツ人の数百名の「ジハーディスト」と比較すれば小さなものであるが、マドリード当局は懸念を示している。特に、モロッコ領に隣接するスペインの飛び地となっているセウタ、メリリャに(テロリズムが)及ぶことを警戒している。この2都市は、スペイン人「ジハーディスト」の大半を輩出している。

(後略)

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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:36250 )